No.17_梅の径用ありげなる人も行く_今井つる女
ソード3(逆)、ペンタクル1、ワンド8
うちにも今井つる女の句集があります。
たぶん最初に買った句集は立子で次が虚子、3冊目がつる女だったかな。
私が持っているのは、ふらんす堂から出版された「吾亦紅」という文庫本。
これに載っていたかなと思って探したら、ありました。
51ページの後ろから2句目です。
今回のカードは全て小アルカナでした。
まぁ、小アルカナしか出ないことは全然珍しくないんですが、
なんかこの句の感じだなと思いました。
大アルカナは大きな枠組みで象徴的な事柄を表している感じなんですが、
小アルカナは細かく具体的な事柄を表すっていうイメージでして、
この句の持つ日常的な感じはいかにも小アルカナっぽいです。
とはいえ、日常にもドラマはあります。
ソードの3、痛いです。荒れたお天気、泣いています。と、いう感じ。
これは決断や別れの悲しみみたいな意味のカードです。
なんだかよくわからないけど、悲しいことがあったのだろうと思います。
ただ、逆位置で出てますのでそろそろ悲しみから抜け出す感じがします。
ペンタクルの1もあるので具体的なことが始まってきているようですし 、
この悲しみはすでに余韻みたいな感じ。
梅の頃なら受験や試験、そろそろ人事異動の気配とか
そんなライフイベントもある頃なので、
中には人生の岐路に立つ人がいても不思議じゃない。
そして、最後のワンドの8は、勢いよく動くというカードです。
物事の急展開が起こりそう。
梅の径を通って行く先に何か新しいことが待っているのかな?
と、そんなことを思いました。
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