No.7_いつまでも狐の檻に襟を立て_小泉洋一
ソード2(逆)・ペンタクル8(逆)・ワンド3(逆)
俳句を占う時、逆位置が多いなあと思います。なんでだろ?シャッフルはかなり念入りにしてるんだけどなー。
今回登場したカードは全て小アルカナでした。小アルカナは4つに分類されていて、それぞれに1から10までの数字のカードとペイジ、ナイト、クイーン、キングの人物が描かれた4枚のカードで構成されています。大アルカナが抽象的で大きな出来事を暗示するのに対して小アルカナは具体的で日常的なことを暗示するといわれています。 では、カードを一枚ずつ見ていきます。 1枚目はソードの2、逆位置で出ています。ソードは知性や理論、情報などを管轄するスートです。剣を2本持って座っている猫ちゃんは目隠しをしていて、外界からの情報をシャットダウンしています。自分の内側を見ているとかバランスが取れているなどの意味があります。
2枚目はペンタクルの8の逆位置。ペンタクルは現実を管轄するスートです。職人らしき猫が金貨を作成しているところ。こつこつ努力したことが実を結ぶというような意味があります。3枚目はワンドの3の逆位置。ワンドは情熱とかエネルギーを管轄するスートです。丘なのか海岸なのか見晴らしの良い場所に棒が3本立っていて遠くを見据えている猫ちゃんの後ろ姿。旅立ちなどを意味があります。
今回、3枚のカードを見た時に「なんとなくうまくいかない」という雰囲気を感じました。なんでそう思ったのか考えてみたのですが、たぶん全てのカードが逆位置となっていて、重心となる下の方に空間が多くなっているからだと思います。なんとなく安定感がないというか、ぐらぐらした感じがするからかなと。
そう考えてゆくと、この俳句の中の人はちょっと行き詰ってしまっているのかなと。ペンタクルが出ているのでおそらくは仕事に関して。マンネリ感とかありそうですし、ソードの2も逆位置ですから人のことが気になっちゃって心も穏やかではないみたい。ワンドの3は逆位置でも旅立ちとか具体的に動くという意味は変わらないと解釈して、不安を持ったまま状況が変わるのではないかと思いました。
例えば、転勤や出向の内示が出たとか。4月や9月ではない中途半端な時期の内示にざわざわする気持ち。そんな気持ちで狐の檻の前にいるのだと思います。
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