No.8_コーヒーに誘ふ人あり銀杏散る_岩垣子鹿
ペンタクルのペイジ、ワンドのペイジ、ソードのナイト(逆)
セクポクの連載は間に酉の市の句があったのですが、ちょっと飛ばして銀杏散るを占いました。
1枚目のカードはペンタクルのペイジ。ペンタクルは現実的なことを扱います。お金、仕事、肉体みたいな物質的なものです。2枚目はワンドのペイジ。ワンドは情熱、力、勢い、エネルギーみたいなものが管轄です。で、3枚目はソードのペイジ。ソードは情報とか知識、客観性みたいなことを扱います。
今回のカードは全てコートカード(人物札)のペイジでした。 コートカードは基本的に人物を表します。まぁ、必ずしも人物として読まない場合もあると思うのですが、この場合はやっぱり俳句の中の登場人物じゃないかなと思います。
性別は不明ですがこの俳句の登場人物は3人の若者、まだ学生さんかもしれません。ペンタクルのペイジは自分なりの手応えを感じ始めている手堅い感じ、ワンドのペイジはめちゃめちゃやる気に溢れているけど具体的なことはまだ何も決まっていない元気な感じ、ソードのペイジは情報通という感じかな。今の時代だったらSNSなんかを活用しているイメージです。ただし、ソードのペイジは逆位置。逆位置の絵柄だと怪しい雲行きが強調されて見えるので少しネガティブな印象を受けます。
さて、誰が誰をコーヒーに誘ったのかはこのカードからは読み取れませんが、とにかくこの3人の中の誰かの提案でコーヒーを飲みに行くことになったのだと思います。ペイジの表す人物像は未熟で真っ直ぐな若者です。私はソードのペイジの逆位置を「大人に対して不満を持っている若者」という風に読みました。彼の持つ斬新なアイデアを「これだから今の若い者は」と否定されて腹が立っているというようなイメージです。 ソードのペイジの話をきっかけに若者3人は立ち話では尽きないほど盛り上がってきてしまった。銀杏が散る頃の季節では屋外に長くいればそこそこ冷えますし、誰ともなく「コーヒー飲みにいこうよ」ということになったのだと思います。
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