No.9_ストーブに判をもらひに来て待てる_粟津松彩子

女帝(逆)、ワンドの3、皇帝(逆)


これを書いているのは冬至。木星と土星が397年ぶりに大接近してるという夜に占っています。
キーボードがひえひえです。 


1枚目のカードは女帝。このカードは母なるもの、愛とか豊かさを意味します。2枚目のカードはワンドの3。ワンドは情熱、勢いなどを扱います。3枚目は皇帝。このカードは父なるもの、社会的な強さを表しています。リーダーシップ、規律、支配とか。


 今回のカードを見た時、すぐにふかふかの絨毯を連想しました。これは、カードから読み取ったわけではないので占いからはちょっと外れちゃうんだけど、女帝や皇帝が判子を押すための場所って国会議事堂みたいなところかなって思っちゃったので……。 


さて、占いに戻ります。
今回、貰いに来た判というのは新しい世界とか新しい取り組みへの承認のための判子だと思います。ワンドの3のカードは具体的に一歩踏み出すというカード、猫ちゃんが港なのか丘なのかとにかく見晴らしの良い場所で遠くを眺めています。「海の向こうまで行ってやるぜー!」みたいなそんな絵柄のカードです。女帝と皇帝が逆位置なので、それなりに豊かで安定している世界から一歩外に出ることになったと読んでみました。 


ごく身近な事柄なら子供が独立するにあたっての賃貸契約書への判子かもしれないし、もうちょっと大きな視点を持てば、地球温暖化とかみたいな国際的な取り組みの何かで交わす書類への押印かもしれないです。どちらにしろ今ある豊かさや規律を一旦手放して一歩踏み出すことに関する承認印なのでしょう。


 そーそー、タロットカードは西洋占星術とリンクしています。女帝のカードに金星のマークが描かれていますが、これは女帝には占星術の金星をが割り当てられているということからです。で、ワンドは占星術では火のエレメンツに分類されます。偶然とはいえ、ストーブの炎を象徴するワンドのカードが出てきて面白かったです。

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