No.11_酒醸す色とは白や水その他_中井余花朗

節制、ワンドの1(逆)、悪魔(逆)


今回の俳句、この句はいわゆる「季題」が入っていません。

その辺のことはセクト・ポクリットで阪西敦子さんが

書かれていますのでご覧になってください。


 1枚目のカードは節制で私の好きなカード、

浄化とかゆるやかな変化というような意味です。

2枚目はワンドの1。

ワンドは情熱とか勢いを表していて1ですから情熱の始まりという意味です。

3枚目は悪魔。

これはまぁちょっと怖い感じの絵柄ですが拘束、束縛というような意味です。

 今回、節制のカードが出てきてまたしてもタロットめちゃ当たる!!

とちょっと興奮しました。


 興奮ポイントなんですが、まず、大天使の猫ちゃんが水瓶からカップに水を注いでいる。

そして、足元に清らかな水がある。

 特に調べてはいませんが、おそらくお酒の90パーセントくらいは水でできている思うのです。

そこに水のキーワードが2つも入っているカードが出てくるってすごくないですか!!!! 

天使の衣装も白くて「色とは白や」とリンクしているし!!!!


 あ、ちょっと取り乱しました。すみません。 

とはいえ、節制のカードはお酒そのものを表していると思います。

 お酒はアルコールは度数が高ければ消毒にも使えますし、

お清めとして土に撒かれたりもしますので

このカードも持つ浄化という意味が当てはまります。

ゆるやかな変化という意味もお酒になるまでの時間の流れを表しているように思うのです。 


次にワンドの1、これはもう醸されている状態そのものをことを指していると思います。

なにしろワンドは情熱が管轄、その上1ですから情熱が始まったとか

始まろうとしているという状況なわけです。

お水と他の何かが混ざり合って、今まさにスパークしようとしている。

さらに逆位置で出ているので控えめなゆっくりしたスタートと解釈しました。

恐らくは気温が低くて発酵がゆっくり、寒造りってことなんじゃないかなって。 


さて、最後の悪魔なんですがこのカードをどう解釈するのかを少々迷ってしまったのですが、

ここは思い切って「生まれかわる」と読みたいと思います。

水は水であることから自由になり、

その他のものもその他のものであることから自由になってお酒になってゆくのかなと。 

お水とその他の何かとの成長ストーリーみたいな感じです。

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