No.12_ラグビーのジヤケツの色の敵味方_福井圭児

カップの2(逆)、塔、正義


ラグビーといえば阪西敦子となりつつある昨今、

わざわざ言うのはちょっと躊躇われるけど、私もちょっぴりラグビーが好きです。

というか、正確には秩父宮ラグビー場が好きで、

数年に1回程度ひっそりと観戦したりしてました。

ただ、長らく私にとってのラグビーは

「秩父宮で太った人がものすごい速さで走る」

というスポーツだったのでパンフレットで体重が100キロオーバーの選手をチェックし、

走ればいいなーと思いながらぼんやり観ているという感じ。

モールとかになるとすぐに観戦する気力をなくしていたんですが、

2019年のW杯をきっかけに多少のルールを覚え、

初めてモールが何やってるのかを理解しました。

コロナが収まったら秩父宮で観戦したいです。 


前置きが長くなりました。

 今回のカードもまずは順番に見ていきます。

1枚目、カップの2。カップは気持ち、このカードは愛とか1対1の関係を表します。

2枚目は塔。塔はタロットカードの中で1、2を争う不吉(と言われることもある)カード。

私は不吉というよりインパクトの強い突然の出来事というように理解してます。

3枚目は正義、判断するという意味があります。


 さて、ラグビーは1チーム15人で構成されるスポーツですが、

この句が切り取った場面は1対1の勝負という局面だと思います。

カップの2の猫ちゃんはお互いを見つめ合っているます。

見つめ合う視線に愛が芽生えてとも見えますが、

お互いを値踏みしているようにも見えて

ちょっとした緊張感があるように感じるのです。

特に逆位置ですので、この1対1は好き好きというよりは

ライバルみたいな関係性でつまり敵と味方の間柄だろうと思います。 


ラグビーを詳しく語れないのが残念なんですが、

ラグビーにも1対1の局面ありますよね?

ボールを持って走っていく選手を1人が猛烈にタックルして止めるとか、

1対1の勝負みたいなこと。

さらに塔が出ていますので、そのプレーがきっかけで

ガッツと試合の流れが変わったのだと思います。

かなり大きなインパクトだったと思いますので、

翌日のスポーツ新聞の見出しになったでしょうなー。 


そして最後の正義、これはラグビーというスポーツそのものを表しているのかなと思います。

 カードに描かれている猫ちゃんは剣と天秤を持っています。

剣は力や懲罰の象徴で天秤は公平の象徴とされていて、

客観的で正しい判断とか公平さというようなことを意味するカードです。

2919年のW杯時に知ったにわか仕込みの知識ですが、

ラグビーはどんなに激しい試合でも必ず全員が

審判のジャッジに従いフェアプレーをすると聞いています。

 その精神はまさに「正義」のカードに集約されるのかなと思いました。

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