No.21_見るうちに開き加はり初桜_深見けん二

法王(教皇)、ソードの9、皇帝


深見けん二さん大好き!!

俳句はもちろん好きだけどビジュアルも素敵です。

遠くからでいいので一目会いたい憧れの方なのですー。


さて、今回のカードですが、俳句というより

けん二さんを表すようなカードが出てきました。

法王と皇帝です。

これどちらのカードにも共通して男性の意味があります。

おじさんというとネガティブに聞こえるかもですが

力や知識がある目上の男性というイメージでのおじさん。

法王だと正しいアドバイスをくれる人、良い先生みたいな人。

皇帝は強いリーダーシップを持つ組織のトップみたいな人。


もう一つ興味深いところは、

この2枚のカードが対照的なところです。

法王は精神、皇帝は世俗を表していまして、

それぞれのトップが法王と皇帝ということになっています。


 私としてはこの2枚のカードは

けん二さんそのものを表しているように感じますが、

個人的な思いを差し引いて考えてみると

桜のことを表しているのかなと思います。


日本人にとってと言うと少し主語が大きすぎますが

少なくとも俳人にとって桜は他と一線を画す花です。

なんてったって俳句では桜=花と決まっていますので。

俳句の中で花とだけ書かれていたらそれは桜のことなのです。


また、桜には精神的な世界観が

多分に含まれているとも思います。

人によって感じ方は違うかもしれないけれど

チューリップとかたんぽぽなんかと比べてみると

神秘的な感じが強い花のように感じませんか?

この神秘的な感じが法王らしいなって。


一方で、桜はちゃんと現実的に咲いています。

コロナ禍でなければ桜の下で酒宴が繰り広げられ、

場合によってはゴミが散乱したりしちゃう俗な世界。

その辺の俗な部分は皇帝の管轄なわけです。


さて、最後の1枚となるソードの9。

これは苦しみとか不安というような意味を持ちます。

私はこのカードは「開き加はる」という時間軸にある

不安定なもののことと解釈しました。

開いてから加わるまでの隙間に

「加われるのだろうか?」

という、不安定な時間があるということを

ソードの9が示しているのかなと思います。 

0コメント

  • 1000 / 1000