No.28_夕焼や答へぬベルを押して立つ_久保ゐの吉
ペンタクルのナイト、ソードの4(逆)、カップの10(逆)
久保ゐの吉という名前を見たときに
なんかつかみどころがなくて
もやもやした気持ちになりました。
「ゐの」が平仮名だからかなと思います。
まずはカードの意味からおさらいします。
1枚目、ペンタクルのナイト。
着実な前進、結果を出すという意味があります。
2枚目はソードの4。
これは、一時休止とか休養という意味。
3枚目がカップの10。
家族とか親しい仲間との幸せという意味です。
今回ペンタクルのナイトが出ているので
ベルを押して立つ人は20代か30代ぐらいの人かなと思います。
体力、気力が充実していて活動的な年ごろの人。
男女は断定しないけど素直に読めば青年の感じです。
ソードの4が逆位置で出ているので
充電期間が終わって再始動を始めた感じ。
それが「ベルを押す」という行動に繋がった。
気軽に押せるベルというよりは、
意識的に「押そう」と思って押したベル。
だけど、ベルは答えないんですね。
この答えないベルという状況、
夕焼という夜に近づいてゆく時間帯は
逆位置のカップの10があるために
どことなく不安なイメージに映って
人間関係によるであろう居心地の悪さを感じました。
淡々と描かれる景色に漂う居心地の悪さと
「久保ゐの吉」という字面の不安定さとが
通じ合っていてるように感じます。
0コメント