No.29_フラミンゴ同士暑がつてはをらず_後藤比奈夫

月(逆)、カップのキング(逆)、星(逆) 


比奈夫リターン。

前回の比奈夫はこちら


今回の俳句は「暑し」を「暑がつてはをらず」と

否定形で使っている「季題・逆位置俳句※注1」なんですが、

なんと!!!カードが全部逆位置で出ました。

す、す、すごーーーい!!!

タロットめちゃくちゃ当たりすぎぃぃぃぃ!!!!


ちょっと興奮しすぎましたが気を取り直して、

一枚ずつカードの意味を見ていきます。

1枚目、月。 満ち欠けがあって形が変わる月は、不安定さの象徴。

曖昧、無意識、インスピレーションなどを意味します。


2枚目、カップのキング。 このカードだけ小アルカナです。

大きな優しさを表します。

3枚目、星。

遠くで光る星は希望の象徴です。

良い見通し、目標などを意味します。


カードを眺めていて、

まず「期待はずれ」という言葉を思い浮かびました。

星が逆位置で出ているので失望している状態です。

「暑がっていない」は「涼しい」と、

等しいわけではなかったわけですね。


カップのキングも逆位置で出ていて感情的になっていそう。

フラミンゴ同士は暑がっていないようだけど

こっちは、暑い、暑いんじゃい!とでも思っていそうです。


さて、月の逆位置。

これを今回は「意識的とか理論的」と読むことにしました。

星の逆位置で失望し、

カップのキングの逆位置で心が大きく乱された訳ですが、

月の逆位置で

「暑がっていないからといって涼しいとは限らない」

ということを理論的に理解したのだと思います。


そう考えると「暑がつてはをらず」という言い方は

暑がってないように見えるけど、

実際は暑いんだよね、だって夏なんだもの。

というような状況をすっきりと言い表しているなと思います。


注1:「季題・逆位置句」とは阪西敦子さんが考えた言葉で、一般的な俳句用語ではありません。


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