No.38_横ざまに高き空より菊の虻_歌原蒼苔
ワンドの4、太陽、塔
歌原蒼苔って綺麗な名前。
「歌原」がいいですよね!
本名は恒、明治8年7月12日、松山生まれ。
なんで蒼苔のパーソナルデータを知っているかと言いますと、
ホトトギス同人句集を購入したのでした(昭和13年版)。
もちろん俳句を読みたくて買ったんですけど、
届いてみたら作家プロフィール欄に生年月日と出生地が載ってたのです。
これから俳人のネイタルチャート見放題の予感。
今回のカードを順番に見ていきます。
1枚目、ワンドの4は共に喜ぶ。
2枚目、太陽は成功とか自分自身が輝くとか。
3枚目、塔で強制的、突発的な変化。
太陽と塔が大アルカナになります。
ちょっと私個人の話になりますが、
「横ざまに高き空より」っていうのが
どういう軌道なのかがよくわかりません。
横ざまって横向きってことですよね?
高い空から下がって横に動いたってことなんだろうか。
L字の軌道ってことなのかなぁ。
あと、虻を何回も虹に空目しちゃって。
L字に動いてきて菊に虹ってなんのこっちゃ?ってなって。
この俳句の意味がなかなか頭に入ってきませんでした。
虻を虹に空目したのは完璧に私の落ち度で
俳句のクオリティーになんの問題もないわけですが、
そんなそそっかしさで理解できないことあるよねという雑談。
さて、占いに戻ります。
まず塔ですがこれは虻の軌道のことだと思います。
空の高いところから降下してきて急にキュッと方向を変えた。
塔は突発的な変化のカードですので、
虻のこの動きは意外な感じがあったのだと思います。
虻自身が想像していない動きをしてしまったのか
見ている人が意外だなと思ったのかは断定しづらいですけど。
そして、ここは私が俳句を読んだときによく分からなかったところです。
なるほど、塔ですからね。
珍しい動きで想像しにくかったのかもしれないです。
他の2枚は菊と虻を表していると思います。
ワンドの4は菊と虻の交流を表しているのかなと。
虻は菊の蜜を吸い菊は受粉を助けてもらうとか
お互いが実りあう和気藹々とした関係性。
太陽のカードがあるので、菊も虻も自分自身が輝いている。
のびのびと自分らしくある状態だということがわかります。
この俳句についてはタロットカードを見ていてふっと腹落ちしました。
そりゃー、虻も突発的な動きをして菊に下りるだろうなと。
菊と虻はワンドの4と太陽で繋がっているのですもの
お互いをより輝かせるための良きパートナーなのでしょう。
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