No.1_『また明日』2020/5/30/Tokyo_太田うさぎ

太陽 双子座 9室/月 乙女座 12室水星 蟹座 10室

金星 双子座 10室火星 魚座 6室木星 山羊座 5室

土星 水瓶座 5室天王星 牡牛座 8室海王星 魚座 7室

冥王星 山羊座 5室ASC 乙女座MC 双子座


みんなに愛される句集だろうなと思いました。

もちろんどの本も愛されて祝福されてこの世に出てきているわけですが、この句集はMCと金星がコンジャンクションで愛され感が強いです。

この金星は太陽とも合なので、そこも重ねてハッピーな感じ。そして太陽も金星も双子座にあるというのもなんだか楽しい感じがします。テンポよく明るく軽やか。


あぁ、太陽双子座だなって感じです。

また、この句集の太陽は9室なので遠くまで行けるんですね。それは物理的に遠いところ、例えば海外の方にも広く読まれるということも考えられますし、読む人を形而上的な世界に連れていくということかもしれません。

どちらにしろちょっとその辺りではなくずっとずっと遠くです。


もうひとつ、この句集の持つ印象的なアスペクトはTスクエアです。

太陽&金星が月とスクエア、月の真向かいに火星と海王星がありますので、太陽&金星は火星&海王星ともスクエアをとっています。Tスクエアはインパクトの強い形と言われていて、控えめに言ってもかなりチャレンジングな形です。

なので、遠くに行くためには少し時間がかかるとか、越えなければならないハードルがあるとかそんな感じがします。カジュアルでフレンドリーな句集だけど、一方で神経質で傷つきやすい感じもあって、装丁などから受ける印象と読んだ後での印象に多少のずれを感じるとか、最初に読んだ時と2回目では読後感がだいぶ違うって方もいるかもしれません。

なんだろう、サラッとしていそうなのに読んだら意外とざわざわしちゃったみたいな。

それは決して悪い意味でのざわざわではないと思います。

もちろん好みはあると思いますが。


また、オーブを緩めにとると月と天王星と土星で土のエレメンツのグランドトラインができますので、おそらく手で触ったような肌感覚のある読み心地を楽しめるだろうなと思います。

5室にある木星もこの句集の楽しさを後押ししていて、確かにここに形があるというように言葉の手触りを楽しめる感じです。

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