No.50_よき椅子にもたれて話す冬籠_池内たけし
ソードのキング、ソードの8、カップの4
ゴロワーズと聞いてセルジュ・ゲーンズブールを
思い出したけどゲーンズブールはジタンでしたっけね。
どっちの煙草もおしゃれでアンニュイなイメージがあります。
ゴロワーズの原材料は林檎の葉っぱなんだよって
いつかどこかで聞いて信じていたのだけれど
それはきっと違っているんだろうなと今は思っています。
今日のカードにソードのキングが出てきて、
「椅子に座ってる!」と思いました。
キングだしよき椅子に座っているに違いない。
正面からなので見えませんが背もたれもありそうです。
そして、ソードのキングが表すものは
大きな決断とか決断ができる人物です。
他の二枚もどちらも小アルカナで
ソードの8が表すものは囚われているというようなこと。
カップの4は閉鎖的というような意味です。
さて、椅子があって籠っていますっていうカードが出ちゃいました。
俳句が言っていることそのままですね。
と、ここで終わりにするのはさすがにあっさりし過ぎなので
もう少し、深読みしていきたいと思います。
まず、よき椅子。
これはソードのキングから思うに豪華な立派な椅子だと思います。
もちろん座り心地とか椅子の機能的な面の良さもあるけど
「社長の椅子」とか「勝者の椅子」とかみたいな
ポジションとしても良いということなのかなって思いました。
だけど、他の二枚はややネガティブなカードです。
もしかして、この方ちょっと孤独なのかなという感じ。
ソードの8は囚われて目隠しされている状況ですし
カップの4は目は開かれてはいるものの周りがよく見えていない感じです。
物理的に一人なのか、心情的に孤独なのかはわかりませんが
カードを見る限りそんなにハッピーな感じはしません。
そうなると「もたれる」がリラックスしているではなくて
力が入らないとか疲れ切っているというように
読み取ることもできちゃう感じがいたします。
話していることが何なのかも具体的にはわかりませんが
大きな決断であるだろうことをソードのキングが予感させますし、
もしかして意外と切羽詰まっている状況なんじゃないの?!?!
ただ、一つ救いだなと思うのは「冬籠」ということです。
冬籠は冬の寒さを避けて家に籠っていることですので
春になれば特に何もしなくても自然に解消されるわけですよね。
少なくとも椅子だけは良いものだということもはっきりしています。
だったら、しばらくは籠っていればいいのかなと思いました。
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