No.2_『汀子第三句集』1989/3/25/Tokyo _稲畑汀子
太陽 牡羊座 10室/月 蠍座 4室/水星 魚座 9室
金星 牡羊座 10室/火星 双子座 11室/木星 双子座 11室
土星 山羊座 6室/天王星 山羊座 6室/海王星 山羊座 6室
冥王星 蠍座 5室/ASC 蟹座/MC 牡羊座
何か静かな使命をもって生まれてきた句集なのかなと思いました。
もちろんどの句集にも著者や編集者、もうちょっと広げればデザイナーさんや印刷屋さんの思いというものが多少なりとも込められているだろうと思います。
でも、この本の持つ複数のチャレンジングなアスペクトを見ていると、この句集は困難や障害を突破していくことを運命づけられている感じがしてしまうのです。
牡羊座の太陽と金星はとっても明るく、どんな時でも自分を肯定していく力に満ちています。
そして太陽と金星が、やぎ座にいる三つの星、夢を扱う海王星、長い時間を管轄する土星、革新的な天王星とそれぞれが90度で結ばれていることに目を奪われました。
西洋占星術では牡羊座をスタートとして考えますので、牡羊座は生まれたての赤ちゃんです。
牡羊座から数えて10番目のやぎ座は、人生経験を積んだ大人の星座。
酸いも甘いも嚙分けた手練れの大人です。
この一筋縄ではいかない大人が、勢いと純真さが取り柄の牡羊座太陽の大きな壁になっている感じが90度という角度でしょうか。
スクエアと呼ばれるこの90度は、一般的にはあまり歓迎されません。
それは星の影響が強く出すぎて使いこなすのが難しいからなのですが、うまく使えば、物事を大きく進展させることができると私は解釈しています。
この句集が出版されたのは1989年、ちょうど昭和から平成になった時でした。
それから33年を経て、私の手元にこの句集がやってきたのは2022年の5月、ちょうど木星が牡羊座に入った時に重なります。
木星は一つの星座に約1年間滞在します。
2022年の木星は基本的にはうお座に留まっているのですが、5月から10月の間だけ牡羊座に滞在しています。
その後、もう一度うお座に戻って、本格的に牡羊座に滞在するのは2022年の12月20日からの約1年間です。
私が句集を読むことと、星の動きは全く関連性がありません。
ですから、これは単なる偶然ですが、かなり強引かつロマンチックに解釈するならば、この句集の最も純粋なエネルギーが木星によって大きく膨らみつつある時に、私のところに届いのねと思ってしまいました。
この句集が持って生まれた使命が具体的にどんなものなのか、それをチャートから読み取ることは私にはできませんでした。
ただ、長い時間をかけて取り組むようなもの、びっくりするようなやり方で達成されるであろうこと、ふわふわふわーっと広がってゆくもののような気がします。
そして健康に良いものなのかなって。
俳句を始めたばかりのころ、俳句が上手になりたくて、こっそり汀子先生のバースチャートを出してみたことがあります。
詳しいチャートは忘れましたが、スクエアが多くて驚いた記憶があります。
今回の句集のチャートもスクエアが効いていて、汀子先生だなぁと思いました。
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