No.60_麦藁を束ねる足をあてにけり_奈良鹿郎
力、ワンドのクイーン、ソードのクイーン
関東は梅雨明けしたそうです。
先日、日本伝統俳句協会の総会と汀子先生の追悼会がありました。
久しぶりの方ともはじめましての方ともたくさんお話しできました。
さて、暑さにまけず頑張って占います。
一枚目、力。これは大アルカナです。
強い意志、信念などという意味。
二枚目、ワンドのクイーン。
活発、情熱などの意味。
三枚目、ソードのクイーン。
冷静、知性というような意味です。
麦藁の句に夏っぽいカードがでました。
ワンドのクイーンご覧ください。
後ろに向日葵が咲いていて入道雲がもくもくしていて、
夏の感じしませんか?しますよね?(圧強め)
ワンドは情熱、ソードは知性でクイーンは
その特性を持った女性という意味もあります。
ですから藁を束ねている人が女性の可能性もありますが、
今回は、生物学的に言うところの女性と断定するのは避けて
女性的なイメージがある人物と解釈したいなと思います。
例えば体格が比較的小柄とか、握力がそれほど強くないとかです。
私は麦藁を束ねたことがないのであくまで想像ですが、
結構体力をつかう疲れる作業ではないかなと思います。
また、麦藁を束ねる作業はおそらくは仕事なのかなとも思うので
体力とか労働力みたいな「力」がこの句には含まれていると思いまして
「力」のカードが出てきたことをちょっと面白いなとも思いました。
さて、一言で「力」と言っても色々な種類があるわけですが、
このカードが扱う力は武力や権力のような強制的なものではなくて、
穏やかに他者を受け止める力とか根気よく続けるというような力のことです。
ほんのちょっとあてた足によって生まれる力。
その力によって麦藁が束ねられてゆくのだなと思いました。
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