No .62_ 山羊群れて夕立あとの水ほとり_ 江川三昧

カップのペイジ、ペンタクルの7、ペンタクルの2

「さんまい」と「ざんまい」が重なって「すしざんまい」を思い浮かべてしまいました。
お鮨食べたいなー。
お鮨の中では貝類が好きで、いくらも好き。
青いお魚の鰯、秋刀魚、鯵も好きなんですが、絶対食べたいのが鉄火巻きです。
海苔と鮪の赤身の組み合わせが最高って思っています。

早速、カードを見ていきます。
一枚目、カップのペイジ、純粋な感性、豊かな想像力。
二枚目、ペンタクルの7、報酬、現状への不満。
三枚目、ペンタクルの2、バランスを取る、臨機応変。

夕立は夏の午後から夕方にかけて降るにわか雨のことです。
急に降り出して短い時間でさっと上がり、雷を伴うこともある雨ですが、それが過ぎた「夕立あと」となれば、涼しい風が吹いたりして空気が入れ替わるような感じがあります。

カップは水のエレメンツに分類されるカードですので、夕立や水のほとりのイメージに重なりますし、若者とか物事の始まりを示唆するペイジは「夕立あと」の新しい空気の雰囲気に似ているように感じます。
また、カップのペイジは純粋で美しい情緒のカードですので、「山羊の群れ」「夕立のあと」「水のほとり」が美しいバランスで並んでいるのかなと思いました。
これは単なる私の想像でカードから読み取ったものではありませんが、良い風が吹いて虹も出ているかもしれません。

ところで、山羊は雨が大っ嫌いなのだそうです。
山羊は乾燥した岩場が好きで、湿った気候や雨を苦手な動物なのだとか。
水浴びはもとより水が溜まっているところも嫌いで雨に当たると死んでしまうとまで言われていると聞きました。

カップ以外に出たカードは二枚ともペンタクルで情緒というよりは現実、具体的なことが管轄です。
「同情するなら金をくれ!」(古い例え)という世界なので、実際の山羊の特性を考えると山羊の群れが雨に濡れ続けていたとは考えにくいなと思いました。
だとしたらこの句の山羊の群れは、夕立の間はどこか濡れない場所で過ごしていて、雨が上がってから水のほとりに移動してきたと考えられそうです。
山羊の群れが移動してきた距離を想像する時、夕立あとの水のほとりがさらに広々としてくるようだなと思いました。

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