No.32_愉快な彼巡査となつて帰省せり_千原草之

ワンドの10、女教皇、カップの4


草之の4回目。

前回まではこちら→No.2No.19No.31


立て続けに草之ばかり出てくるので

一体どんな人だったのだろう?

ということが気になって来ました。

で、ホロスコープ出してみたくて生年月日を探したんですが

ネットで検索しても出て来ませんでした。

知ってる人いないかなー。


さて、カードを見ていきます。

ワンドの10、重圧、抱えすぎ。

女教皇は知恵、精神性、洞察力など。

カップの4はマンネリとかいっぱいいっぱいな感じとかです。


今回のカードを見て最初に思ったことは

愉快な彼とは「愉快だった彼」なのでは?

ということでした。


というのも愉快なカードが一枚も出ていないのです。

ワンドの10で仕事のプレッシャーを感じますし

カップの4からは疲労が感じ取れます。

巡査となって帰省した彼はもう昔のただ愉快な彼ではない。

カードを素直に読むとそんな雰囲気なのです。


ちょっと検索してみたところ、

巡査とは警察官の最下位の階級なんだそうです。

警察採用試験に合格した人が最初に与えられる階級だとか。

となると愉快な彼ってまだ20代なのかな。


大アルカナは0の愚者から21の世界までで一回り、

おぎゃーと生まれた愚者が世界に到達するまでを

一つのサイクルとした成長ストーリーとなっています。

世界に到達したらまた愚者に生まれて次のステージへ行く。

そんな感じにぐるぐる繋がっているという考え方です。


女教皇は大アルカナの2番目のカードです。

0の愚者は、何も持っていないけれど何にでもなれるというカード。

1番目の魔術師は始める準備ができているというカードで、

2番目の女教皇にきて、初めて手にするものが

知性とか知恵になるんですね。


愉快な彼は愚者や魔術師の時の彼で、

ただ明るく未来を想像していれば良かったのかな。

けれども巡査になって何かしらの心の変化があった。

それが女教皇のカードと読んでみました。


最後にカップの4の絵柄を見てみて下さい。

一つだけ雲から出た手に差し出されているカップがあります。

座っている猫ちゃんはこのカップに気がついていません。

この絵柄の解釈の一つとして、

「可能性やヒントは常に身近にある」

ということを示唆しているとも言われています。


カップの4の暗示しているものは帰省。

巡査の彼が行くべき道へのヒントは

慣れ親しんだものの中にあるのかなと思います。

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